名古屋のウェディングに見られる特徴

名古屋のウェディングというと、とても豪華で派手という印象をお持ちの人も多いのではないでしょうか。昔は「娘3人持てば身上が潰れる」と言われたほど、結婚式や披露宴はとても盛大で華やかなものでした。特に1980年代のバブル景気の頃には、全国的にも大掛かりな演出や招待客も多い派手婚が主流となっていました。しかし現在では社会情勢も変化し、招待客の人数は年々縮小傾向にありますし、演出も控えめになっています。名古屋もその流れに例外ではなく、派手婚と呼ばれるような盛大なウェディングはあまり多くありません。親族や親しい友人など少人数で行う結婚式や披露宴、食事会なども増えています。ただ、家庭によっては昔からの伝統やしきたりを重んじて、盛大な結婚式を行う人もいます。

ウェディングスタイルは多様化している

名古屋で行われている結婚式や披露宴には、様々なスタイルがあります。オーソドックスな結婚式場で行う結婚式に加えて、レストランや料亭で行う結婚式、緑や自然が魅力のガーデンで行う結婚式など様々なスタイルがあります。引き振袖や色打掛などを着て、和のスタイルで行う結婚式も人気があります。ただ、地域の特性として、披露宴の演出や会場の装花、新郎新婦の衣装などは豪華な物が好まれる傾向があります。コース料理の品数も、一般的なコース料理に比べると多めと言われています。また、引き出物などの品数が多いという特徴もあります。これは「両手に持ち切れる引き出物は恥」と言われ、なるべく大きい引き出物を用意するのが良いとされていた名残があるためです。ただ、カタログギフトなども増えており、以前ほどはかさばらなくなってきています。

「菓子まき」は披露宴で人気の演出

名古屋には、「お菓子まき」と呼ばれる伝統的な風習があります。「お菓子まき」は花嫁が嫁に行く前に、自宅の屋根から近所の人達に菓子をまいたり、配ったりするという風習です。これは、花嫁が出て行く時に近所の人が妨害することがあり、その対策として菓子をまいたと伝えられています。現代ではその「お菓子まき」の風習をアレンジして、披露宴で演出として行うのが人気になっています。ゲストへ新郎新婦の幸福をお裾分けするという意味合いがあり、ゲスト全員が参加することができるのが魅力です。似たような演出にブーケトスがありますが、ブーケトスは未婚の女性しか参加することができません。「お菓子まき」であれば、性別や年齢に関係なく子供からお年寄りまで幅広い人が参加することができます。